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パニック障害の症状:私の体験談

      2015/12/18



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パニック障害の私

私はパニック障害と診断されて15年ほど経つ30代前半の男性です。頓服の抗不安薬(私の場合はレキソタンという薬です)を握りしめながらではありますが、社会人として生活できています。親しい人以外には自分がパニック障害であることを伝えずに生活できているので、パニック障害とは言っても軽度な方なのかもしれません。



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パニック障害に関する多くのサイト等で言われているように、私のパニック障害症状も、自分では制御できない、そして、理由がわからない「大きな恐怖と不安」感が襲ってくるものです。将来や人間関係の不安、高いところから落ちそうなときの恐怖といったものとは全く違って、具体性が全然ないのです。それなのに、恐怖と不安だけは「とても確か」です。パニック障害の方には同意いただけると思うのですが、なにより困るのが、何度も経験しているというのに、毎度毎度とても「新鮮」なことです。

パニック障害の体験談

以下では、パニック障害の特徴であるパニック発作について、どのような感じのものなのか、私個人のケースですが、経過を順に書きます。


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パニック障害の体験談:準備編

パニック障害の症状であるパニック発作が起こりやすい状況(私の場合は、高速バス、飛行機、食事会、タクシー、試験、美容室のシャンプーなど)に身をおく前に、抗不安剤であるレキソタンを飲んでおきます。


それ以外にも、「パニック発作がおこるかもしれない」という勘が働くことがあるので、そういったときもレキソタン服用しておきます。この事前準備ができていれば、次の「パニック障害の予期不安」で止まることも多いのですが、全てに準備をしようとすると一日中薬を服用することになってしまうので、勘が働かないときは仕方がありません。諦めています。

パニック障害の体験談:パニック障害の予期不安

ある瞬間、突然、「パニック発作が起こりそうだ」という不安にかられ、動悸がすると同時に、血の気がひく感覚を覚えます。パニック障害症状として、動悸はメジャーな症状のひとつです。他人に音が聞こえるのではないかというくらい、激しい動悸に見舞われます。

タクシーや電車に乗った瞬間、試験や会議が始まった瞬間など、わかりやすいトリガーがあることの方が多いですが、突然、この不安を感じる場合もあります。ついで、腹を下している時のような違和感、貧血のような目眩と吐き気、胸苦しさを覚えることが多いです。そして、こうした感覚を激しい動悸が助長します。

この段階でもう一度、頓服の抗不安剤を飲むことが多いです。タクシーの場合は途中下車したり、観劇などの場合も中座したりなど、ここでアクションを取ることができれ、パニック発作にまでは至らない(予期不安で済む)ことも多いのですが、「大丈夫」と思い込んで耐えようとしたり、「20分の距離のタクシー乗車なのにもったいない←私も今だにやってしまいます」などと考えて気をそらそうと試みたりすると、だいたいうまくゆかず、次第に恐怖感・不安感が強くなってきます。

腹式呼吸をしたり水を飲んだり、吐き気に備えてエチケット袋をすぐに取り出せるようにしたり(実際に嘔吐したことはないですが)、トイレに行けるなら行ったり(まず何も出ませんが)、自分流の対処法を試してみます。このあたりで「不安」の強さが一定になれば、あとはしばらく(短くても5分、長くても30分くらいです)耐えるだけなのですが、うまくゆかない場合=「不安がどんどん強くなってくる」ことを自覚できる段になると、強弱はあれど、まずパニック発作に至ってしまいます。

過呼吸気味だったり、顔色が悪かったり、表情がこわばったり、汗をかいたりします。昔は、自分でも混乱気味になっていたので、救急車を呼ばれそうになったことも多々ありましたが、今では自分でもパニック障害について知識を持ち、大部分を頭のなかで済ませられるようになったので、周囲から見ると、ただ体調の悪そうな人にしか見えないと思います(頭のなかでは大変なことになっています)。

パニック障害の体験談:パニック発作が起こる

パニック障害に特有の発作であるパニック発作の時間は、短いと5分程度、長くても15分程度なのですが、発作が始まってからずっと一定の「恐怖と不安」を感じているわけではなくて、押し寄せる波のようにどんどん強くなってきます。「何度も経験して頭では知っている」不安と恐怖が「新鮮に」襲ってきます。

タクシーや美容室では、ここまでくるとギブアップしてしまうことが多いです。例えばタクシーなら、あと5分で目的地に着くのに、少し止めてもらったり、下車したり。怪訝な顔をされることもありますが、構っていられません。ひとりになれるトイレに駆け込めるよう、コンビニで下ろしてもらうこともあります。

あるいは、ただ下車するだけでよくなることもあるので、とにかく降ります。お金は、ギブアップを意識しだした瞬間に、なんとか用意します(財布を開けるのもつらくなるので、本当はそれ以前に用意しておくのが望ましいのですが)。パニック障害についての知識を得る前は「このまま気が狂ってしまうのではないか」そして「このまま死んでしまうのではないか」という感覚に続くことが多かったですが、今では、パニック障害症状だとはっきり自覚できているので、時間をやり過ごすだけです(残念なことに他になにもしようがありません)。

パニック障害の体験談:パニック発作終了

拘束感や閉所感がなくなった途端に、あるいは、パニック発作のピークが過ぎたと思った瞬間に、突然、なんでもなくなってしまいます。この、治るときの感覚は、とても不思議です。発作の時間が長かったときは、身体的な疲れが少し残って、気だるく感じることもありますが、多くの場合、信じられないくらいに普通の状態に戻ります。

私のパニック障害症状は、主にこのような感じです。何かの参考になりましたでしょうか。

(パニック障害の症状:私の体験談 執筆:T)

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